パルミジャーニ・フルリエのセールスを驚異的に押し上げたラグスポ「トンダ GT」に替わって、新らしく設計開発された「トンダ PF スポーツ」が発表された。「トンダ PF スポーツ」には、直径41mmのオートマティックと直径42mmのクロノグラフの2種類が用意され、既存のトンダ PF コレクションの中でもスポーティなモデルとして位置づけられている。
トンダ PF スポーツ オートマティック
既存のトンダ PFモデルのローレット加工のベゼルには225本の刻みが入っているのに対して、新作モデルのベゼルには160本の刻みが入っていて、より大胆な光の反射やよりスポーティな表情を際立たせている。ダイアルは前作より微細にリサイズされた「クル・トリアンギュレール」パターンのギヨシェで飾られている。
アプライドインデックスには、ブラックのスーパールミノバが塗布され、そこだけオニキスに見違えてしまうようだ。シンプルですっきりとしたデザインのダイアルは、完璧な視認性を確保し、クロノグラフの「パンダ」スタイル(白地に黒のサブダイアル)は、主要な情報を読み取りやすい。
質感のあるストラップは、職人の手でつくられハンドスティッチが施されたコーデュラ加工のラバー製。ラグの間に固定する部分がシームレスで、ケースと一体化しているような印象を与える。どちらの時計も100m防水である。
Cal.PF 770
「トンダ PF スポーツ オートマティック」には、自社製自動巻きムーブメントCal.PF770を搭載。直列に配されたダブルバレルが約60時間のパワーリザーブを供給する。この心臓部は、面取りやコート・ド・ジュネーブ装飾の表面など、最高峰の仕上げの基準を満たしていながら、さらにローターは22Kローズゴールドで、伝説的なフェラーリ 250GTOのステアリングホイールのようなデザインが採用され、サンドブラスト仕上げが施された。
トンダ PF スポーツ クロノグラフ
「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」は、Cal.PF070を搭載。垂直クラッチ内蔵のコラムホイールクロノグラフ機能がついた高振動の自社製ムーブメントで、C.O.S.C.(スイス公式クロノメーター検定機関)の精度認定を受け、約65時間のパワーリザーブを備えている。ダイアルは白地に黒のカウンターという典型的なパンダダイアルが採用され、スポーツテイストはさらに増幅されたが、タキメーターは排除された。
さらに他社のモデルと異なる点がムーブメントにある。垂直クラッチ方式では珍しく、地板をスケルトナイズして下の階層を見せているため、オーナーには他社と異なる満足感が得られるだろう。階層を見せるため、地板はシンプルなサテン装飾がなされている。
Cal.PF070
トンダ PF スポーツ クロノグラフは、C.O.S.C.認定クロノメーターの精度を誇るCal.PF070が駆動する。自動巻きでコラムホイールと3万6000振動/時の高振動で、約65時間のパワーリザーブを保持する一体型クロノグラフだ。サテン仕上げのオープンワークブリッジと職人の手で面取りされたエッジを覆うのは、22Kローズゴールドのスケルトンローターで、伝説的なフェラーリ250GTOのステアリングホイールのようなデザインが採用され、サンドブラスト仕上げが施された。
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