オートマタとグラン・セコンドで快作を披露　ジャケ・ドロー

「グラン・セコンド・ムーン」。自動巻き（Cal.JD2660QL3）。30石。２万8800振動/時。約68時間のパワーリザーブ。シリコン製ヒゲゼンマイとアンクル。18KRGケース（直径43㎜、厚さ13.23㎜）。３気圧防水。価格未定。

「グラン・セコンド カンティエーム サテンブラッシュ」。自動巻き（Cal.JD2660Q２.P）。30石。２万8800振動/時。約68時間のパワーリザーブ。シリコン製ヒゲゼンマイとアンクル。18KRGケース（直径43㎜）。３気圧防水。価格未定。

　次は比較的シンプルなモデルを２本。１本目は「グラン・セコンド・ムーン」だ。大型のスモールセコンドの内側に、日付表示のサブダイアル及び精密な描写が印象的なムーンフェイズをセット。ムーンフェイズは122年と46日に１日の誤差というハイプレシジョンが売りだ。文字盤はオパーリンシルバー、ブラックオニキスがラインナップするが、おすすめは写真のアイボリーカラーのエナメルのタイプだろう。

　最後に紹介するのは「グラン・セコンド　カンティエーム サテンブラッシュ」。上方にオフセットされたメインダイアルと、それに交わる大型のスモールセコンドと、ポインター針先端と31日の日付を印象的にレッドペイントしたモダンなデザインが印象的だ。事実、このモデルの登場によってジャケ・ドローの認知度は飛躍的に高まった。今年の新作はサンレイ装飾が施されたマットな文字盤のタイプ。カラーはアンスラサイトとグレーの２色がラインナップする。

　どのモデルもブランドのデザイン的な美点をより多く引き出しているのが特徴だ。確固たるアイデンティティに基づいてデザインされている時計は、他にないオリジナリティに溢れている。